1817年、梁學魯準戸口

文書

1817年(嘉慶22、純祖17)漢城府西部盤石坊(現在のソウル市中区巡和洞付近)米廛下契第26統第5戸に居住する梁學魯(56歳、本貫は南原)に対し、漢城府が発給した準戸口(戸籍証明書)。戸籍が作成されたのは、前年の1816年(丙子)であるはずなので、「嘉慶二十二年」は「二十一年」の誤記か、または作成した翌年に発給されたのであろう。梁學魯の官職は、折衝將軍、行龍驤衛副護軍となっている。これは父の梁廷藎、妻の外祖父、呉厚萬と同じである。家族は妻の漢陽趙氏(59歳)、息子の鳴國(19歳)、その妻、全州李氏(21歳とあるが、<RB00020514>「1819年、梁學魯準戸口」に「乙卯生」とあり、22歳の誤り)。これ以前には鳴國と李氏の名は見えなかった。あるいは養子か。ほかに奴3名、婢3名(秩婢栗徳が見えないので死亡したのであろう)。本人と妻の四祖(父、祖父、曽祖父、外祖父)の名前と官職名、および奴婢の父母について記載。妻の外祖父も海州呉氏で、梁學魯の母と妻の母は同族。解説〈南原梁氏の準戸口(戸籍証明書)について〉参照。

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